11月20日開催のシンポジウムVol.3の登壇者をご紹介します。
今回のシンポジウムのテーマは市町村でできるアフターケア。アフターケアは特定の機関や団体だけで行うのではなく地域のみんなで行っていくものです。では、私たちの市町村にはアフターケアの担い手としてどのような機関や団体があるでしょうか。今回は千葉市を題材として実際にアフターケアに携わる様々な機関や団体の方々に登壇していただき、日頃のアフターケアとしての関わりや想いをリレートークしていただきます。
登壇者紹介のトップパッターは千葉市で女性の相談支援を中心に活動されている一般社団法人マザーズ・コンフォートさんです。マザーズ・コンフォートさんはママや女の子のための支援活動を展開されていて、現在は千葉市の女性のためのサポート事業も受託していて、若年女性のアフターケアの受け皿のひとつとなっています。
以下、マザーズ・コンフォートの大谷さんからのメッセージです。
『こんにちは、千葉市若葉区にある一般社団法人マザーズ・コンフォートの 代表大谷明子と申します。
今年の8月24日から千葉市より、千葉市女性のためのサポート事業を受託致しました。私たちの活動は、産前産後の支援、10代の女子の支援活動を行っています。 10代の女子の支援の背景には、家族との関係が悪く、家庭に居場所がない、虐待を受けている女子、様々な問題を抱えている女子が安心、安全に駆け込めるような居場所、食料、生理用品などの提供を行い、関りの中で必要なケア、支援先に繋いでいます。
若年の妊娠も増えており、その中には施設入所経験の女子も少なくありません。妊娠までの経緯を聞くと、施設を出て始めは仕事をしていたが、職を転々とし、光熱費は払えず、家賃滞納、強制退去、携帯代も踏み倒しを繰り返す。そのような中妊娠。
このようなケースに関わるたびに、施設にいる内に一人暮らしとは?自分に合った仕事って?という学習や就労の適正など、家計相談や就労準備などの専門員が訪問し、具体的に1か月の家計ってどのくらいなのか?収入に見合った生活って?仕事の適正など定期的に、具体的に行っていく必要があると感じました。
また、施設を退所した後にも関わり、地域の必要な支援に繋ぐことも必要と感じています。特に女子は、気軽に稼げることを覚えてしまうと、心身ともに傷つき、その後の人生に大きく影響を及ぼしてしまいます。
私たちは、特にそのような制度を利用できる、千葉市生活自立仕事相談センターと繋がり一進一退ですが、寄り添い支援を続けています。』
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