キックオフシンポジウムの実践報告では千葉県内でアフターケアに関する取組をしている実践者からこれまでの取組や想いを語ります。
本日ご紹介するのは特定非営利活動法人長生夷隅地域のくらしを支える会が運営する千葉県中核地域生活支援センター『長生ひなた』の渋沢茂さんです。渋沢さんは障害者やそのご家族の支援からはじまり、地域で生活する様々な人々の「人としてあたりまえの暮らし」を支え続けてきました。本ネットワーク事業においても千葉県内の各地域の相談支援機関等との連絡調整を中心に担当しています。
以下、渋沢さんからのメッセージです。
『こんにちは。渋沢と言います。千葉県が独自に行っている、福祉の総合相談事業、中核地域生活支援センター(以下、中核センターと記します)で働いています。
中核センターは、平成16年に策定された「千葉県地域福祉支援計画」に基づく千葉県単独の事業です。『 誰もが、ありのままにその人らしく、地域で暮らすことができる 』 地域社会の実現を理念にしており、立案段階から生活の当事者である県民の意見を取り入れていく千葉県独自の手法、健康福祉千葉方式によって制度化されました。
☆千葉県のホームページhttps://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/shien/chuukaku/kaisetsu.html
☆中核センター連絡協議会のホームページhttp://tyukakucenter.net/
千葉県内の広域福祉圏(保健所圏域)ごとに13カ所設置され、こども・障害者・高齢者を含めた全ての地域住民を対象とした地域生活支援の民間の拠点として位置づけられています。24時間・365日体制で地域生活支援・相談・権利擁護といった地域総合コーディネートの機能を担います。
社会的養護が必要な方も含めた、こどもや若者への支援は使える制度や社会的資源がとても少ないです。私たち中核センターにはそれらの相談が多くいただいています。家族丸ごとのお付き合いを長く続けている方もいらっしゃいます。そのような問題意識でこの事業に参加させていただいています。』