『11月20日開催シンポジウム』登壇者紹介⑥千葉市児童相談所

11月20日開催のシンポジウムVol.3の登壇者をご紹介します。

 今回のシンポジウムのテーマは市町村でできるアフターケア。アフターケアは特定の機関や団体だけで行うのではなく地域のみんなで行っていくものです。では、私たちの市町村にはアフターケアの担い手としてどのような機関や団体があるでしょうか。今回は千葉市を題材として実際にアフターケアに携わる様々な機関や団体の方々に登壇していただき、日頃のアフターケアとしての関わりや想いをリレートークしていただきます。

 本日紹介する登壇者は『千葉市児童相談所』さんです。児童相談所は子ども家庭福祉分野の中核となる福祉行政機関です。児童相談所業務は児童虐待対応という印象が強いですが、実際には虐待対応の他、子育て支援や障害児相談のほか、高年齢の子どもの自立支援まで子ども・若者に関する幅広い業務を扱っています。千葉市児童相談所は政令指定都市設置の児童相談所ということもあり、千葉市内の関係機関と連携したアフターケアを実施していくうえでも重要な役割を担っています。

以下、千葉市児童相談所さんからのメッセージです。

 児童相談所は、児童福祉法に基づき、原則18歳未満の子どもにかかるあらゆる相談に対応する専門相談機関です。
皆さんにとっては、“児童虐待に対応する機関”としてのイメージが強いと思いますが、実際には子育てに係る様々な悩み、また子どもたち自身からの色々なSOSを受けることも多くあります。

 子どもたちと関わるうえでは、常に、安全に、健全に成長することを念頭に置いています。そして、それぞれの子どもの将来の自立の姿をイメージしつつ、関わっています。特に、自立が視野に入りそうな子どもについては、そうです。

 その上では、18歳未満の場合には一時保護含め、児童相談所ができる手段は整備されているところですが、「その後」は、児相が担いでいた支援を、子どもを主役にした「おみこし」のように、たくさんの支援者に繋ぎ・引継ぎ、みんなで子どもをワッショイワッショイと支えていくようなスキームに変えていくことが大切だと考えています。

 平成28年改正の児童福祉法以降、18歳以上の方に対する支援も児童相談所に少しずつ強化され、児相でも、自立援助ホームやアフターケア事業などの自立期の方々への支援に携わるようになっています。 

 当日のシンポジウムでは、18歳その後の、「支援のおみこし」の担ぎ手の皆さんのコメントや意見交換を通して、学びや連携の輪を深められることを、とても楽しみにしています。

千葉市役所こども未来局こども未来部 児童相談所

〒261‐0003 千葉市美浜区高浜3‐2‐3

TEL:043-277-8880 FAX:043-278-4371

Email [組織]:jidosodan.CFC@city.chiba.lg.jp

千葉市児童相談所 ホームページ(千葉市ホームページ)

11月20日シンポジウム申込はこちら

この記事を書いた人

アフターケアネットワークちば子ども若者